オススメTRPG動画紹介
オススメTRPG動画紹介
私が観たTRPG動画の中から、面白かったものの一部を紹介します。
基本的にニコニコ動画にアップロードされているものになります。
ニコニコ動画の視聴には、アカウント登録(無料)が必要です。
また、そもそもTRPGって何?この用語が解らない・・・という方がいるようであれば、下記の記事も参照下さい。
TRPG入門 TRPGとはなんぞや?
TRPG用語一行解説
●TRPG動画ってなんぞ?
TRPG動画には大きく分けて2種類があります。
ひとつは、実際にTRPGをプレイした様子を記録に取り、(多少脚色しつつ)ほぼそのまま、プレイの様子を動画に作り直したもの。
実際にやっている様子を撮影しているのではなく、絵やアニメーションを使って、プレイ内容を再現している物が殆どで、
本来は会話やコマ等で簡易的に表わしてプレイしているようなゲーム内のキャラクターの様子を、サウンドノベルゲームのような形式で再現しています。
TRPGのプレイを、動画や小説などで再現する事を「リプレイ」と呼び、公式作品でもリプレイ小説という物が数多く作られています。
小説で文字(と挿絵)で再現されたリプレイ小説に対して、動画で再現されたものを「リプレイ動画」と呼んでいます。
もうひとつは、実際にはプレイしてないTRPGのシナリオを、キャラクター達があたかもプレイしたかのようにして、動画として作ったものです。
こういった動画は「リプレイ風動画」と呼ばれています。
細分化すると色々と形式はありますが、大きく分けると「実際に人がプレイしたもの」と「実際には人はプレイしておらず、全て空想で作ったもの」の二種類がある訳ですね。
どちらが良いという事はなく、どちらも一長一短ですが、その違いを解って見た方が、理解は深まるかも知れません。
ここで紹介している動画は全て、私が面白いと思ったオススメ動画です。
なので、逆に、ちくいち「面白い」等という感想は書きません。
全部面白いです。
また、初心者・未経験者向けではないもの、初心者には内容が解りにくい可能性があるものも含まれます。
●小鳥さんのGM奮闘記
・作者:ブリッツP (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8837849
・ルールブック:ソード・ワールドRPG
なんと、ソード・ワールド2.0(SW2.0)のお父さんにあたるルールブック。
SW2.0が発売された2008年からおおよそ20年ほど前に発売された大御所TRPG。
剣と魔法のファンタジーで、SW2.0と雰囲気はあまり変わらないが、ルールや世界観設定は別物になっている。
・登場版権作品:アイドルマスター
ゲーム「THE IDOLM@STER」のキャラクターが登場。
アイドル達が雑誌企画の一貫として、TRPGをプレイしていくという設定。
登場キャラクター
GM:音無小鳥、PL:天海春香、如月千早、秋月律子、双海亜美、日高愛、秋月涼、水谷絵理。(全てアイドルマスターシリーズに登場するキャラ)
・動画内容紹介
全13話(13セッション)のキャンペーン構成で、1本15分前後の動画が64本あります。
キャンペーンというのは、集まった参加者でPCを作ったら、そのPCを使って、いくつものセッションを続けてやっていく方式の事です。
このセッション数・本数は、TRPG動画の中でも多い方です。
作者であるブリッツPさんは、そんな数の動画を、もの凄いスピードで作成してアップしていった事で、視聴者に恐れられました。
素早い更新速度も喜ばれたのか、小鳥さんのGM奮闘記シリーズは、アイマス系のTRPG動画の中でもトップレベルの人気を誇っています。
長いと感じる方は、とりあえず試しにセッション1にあたる最初の4本だけ見ても良いかもですね。ハマったら続きを見れば良いですし。
アイマス系TRPGの特徴としてゆっくり音声がない(事が多い)事が上げられます。
この動画でも、PL・PCのセリフや行動がテキストのみで進行する為、常に台詞を目で追わなければいけません。
ただし、この形式は、動画の視聴速度(テキストのスキップ速度)が速いという利点があります。(人によっては視聴の難点にもなります)
このTRPG動画は、リプレイ風動画です。
この動画のオススメポイントは、初心者でいきなりGMをやる事になった小鳥さんの苦悩や、TRPG経験者や初心者が入り混じって、みんなでわいわいとプレイする様子が楽しく描かれている所です。
また、PCの成長(レベルアップ)などを、細かく見せてくれる所も成長を見守れて面白いですね。
登場キャラクター(PL)達の半数が初心者という設定のため、初心者が見ても比較的分かりやすく、TRPG初心者にもオススメ出来る動画です。
更に、この動画、続編が何作も作られているのです。
すぐあとの続編である続・小鳥さんのGM奮闘記では、ソード・ワールド2.0をプレイしています。そちらもオススメです。
続・GM奮闘記は動画本数、なんと141本・・・。長く楽しみたい人向けですね。
余談ですが、続編では超インフレさせて、味方を超強化・敵も超強化というスタイルでプレイしているので、正直そういうプレイスタイルはオススメしません。
バランス調整が超大変になって、GMは死にます。14番へ行け
さらにその続編続々・小鳥さんのGM奮闘記では、私の好きな迷宮キングダムをプレイしています。(43本)
ちなみにシリーズによって、参加メンバーが微妙に変わったりします。
●俺たちド素人!
・作者:KayShine (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17755390
・ルールブック:ソード・ワールドRPG
・登場版権作品:東方Project
ゲーム「東方Project」のキャラクターが登場。
しかし、キャラクターの外見の画像と名前を東方キャラクターにしているだけで、キャラクター性は一切東方原作を遵守していないので注意。
PL本人と、オリジナルキャラクターと割り切って見たほうが良いですね。
登場キャラクター(アバター)
GM:えーりん(先輩)、PL:森近霖之助、リグル・ナイトバグ、水橋パルスィ。(全て東方Projectシリーズに登場するキャラ)
・動画内容紹介
1回の単発セッションを動画にしたもの。1本20分ちょっとの動画が7本です。(本編のみ換算)
1セッション完結で、本数も少ないので、気軽にサッと見れます。
(ただし続編もあります)
ゆっくり音声(ボイス)つき。
合成音声ソフトであるSoftalk(通称ゆっくり)を使って、セリフにボイスがついています。
耳と目、両方で認識出来る為、ボイスがあるととても見やすいです。
反面、ボイス再生の分だけ動画が間延びして、動画の時間が長くなる難点があります。
このTRPG動画は、リプレイ動画です。
TRPG経験者である学生時代の先輩の家に乗り込んで、突然「TRPGをやらせてくれ」と頼み込んで、酒を呑みながら4人でTRPGをプレイしています。
その様子を、先輩に内緒で動画化しました。
この動画のオススメポイントは、PL達がバカをやったりする所が単純に面白い所と、PLが初心者の為、学んでいる様子を見て一緒になって学べる事。
友達とTRPGをやっている様子のリアルガチなので、参考になるかと思います。
●ふたりでクトゥルフ!
・作者:O-kuma (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17102362
・ルールブック:クトゥルフ神話TRPG
例のあいつ。ホラー系恐怖体験TRPGである、クトゥルフ神話です。
・登場版権作品:アイドルマスター、東方Project
登場キャラクター
GM:音無小鳥(アイドルマスター)、PL:洩矢諏訪子(東方Project)
GMである音無小鳥さんは、上記小鳥さんのGM奮闘記の小鳥さんと同一キャラクターである。
ただし、同一人物かどうかは世界線的に解らない。メタ的に言うと別の作者の作品なので、あくまで設定が似通った別世界の話だと考えた方が良いだろう。
・動画内容紹介
1セッションのみのプレイで、20~25分程度の動画が8本。
ゆっくり音声ボイス付き。
このTRPG動画は、半リプレイ動画です。
実際に友人とプレイした内容のリプレイに、TRPGプレイ以外のシーン(GMとPLのやり取り)を大きく脚色して作られています。
この動画のオススメポイントは、とにかく分かりやすい!
動画製作者のO-kumaさんが、説明がとっても上手で、初心者に説明する目的で動画を作成している為、事細かに説明を挟んでくれて、とても参考になります。
そして何より、シナリオが普通に怖いです。
クトゥルフ神話TRPGはジャンル:ホラーなので、怖くなくては面白くありません。
なお、続編に「わたしのクトゥルフ!」がありますが、現在パート10までの未完で、現在(2017/07/03)は更新が滞っています。
続きは気長に待ちましょう。
・作者:[二人組を作る] (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/1336418828
・ルールブック:クトゥルフ神話TRPG
・登場版権作品:なし
登場キャラクター
全てオリジナルキャラクター。(イラストも自作)
TRPG動画では、全部自作キャラクターは意外と珍しいですが、本来のTRPGでは普通の事です。
・動画内容紹介
単発セッション。10分~15分程の動画が7本。
ゆっくり音声ボイス付き。
この動画はリプレイ動画です。
実際に友人たちとプレイした様子のようです。これが・・・?
この動画のオススメポイントは、もう単純に面白い所だけです。
というのも、このセッションの参加PLは、みんな無茶苦茶します。
タイトルにSAN値が下がるとありますが、SAN値が減るのはGMです。
※SAN値とは、クトゥルフ神話TRPGで使われるステータスの一種で、「正気度」という意味。この数値が高いほど、何かあった時にでも正気で冷静さを保ち続ける事が出来ます。恐怖体験をするごとに、このSAN値が低下していき、SAN値が大きく減ると混乱して一時的狂気に陥ってマトモな行動出来なくなったり、SAN値がゼロになってしまうと永久的狂気に陥り、廃人になってゲームオーバーしてしまいます。
一例を上げると、PCがバケツをかぶっていたり、PCの母国語が「ペンギン語」だったりします。
こういった、TRPGをプレイする上で、ネタ優先のふざけた行動をとる人の事を、TRPG用語で「ルーニー」と呼びます。
楽しくTRPGをプレイする上での参考にはなりますが、コメディアンをやるのは素人には難しいのと同じで、こういうふざけた行動を取ると周りを白けさせてしまう危険性も隣り合わせです。(ようはスベる)
この動画は面白いですが、一番最初に見るのには向かないとは思います。
[二人組を作る]さんは、この動画以後にもTRPG動画を作ってアップされてるのですが、そちらもとても面白い動画ばかりです。
●実はめっちゃ面白いクトゥルフ神話TRPG
・作者:まにむ (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26000801
・ルールブック:クトゥルフ神話TRPG
・登場版権作品:なし
登場キャラクター
全てオリジナルキャラクター。
・動画内容紹介
単発セッション 。25分ほどの動画が3本。
なんで動画がこんなに短いかと言うと、この動画はボイスセッションです。
ボイスセッションとは、Skypeなどの通話ソフトを使って、会話をしながらプレイするスタイルのセッションです。
意思の疎通をチャットだけでなく、会話で出来るので、進行速度が早くなる特徴があります。
なので、動画での進行速度も若干早くなり、70分ほどで完結しています。
ボイスセッションなので、当然リプレイ動画です。
ボイスセッションの難点は、録音(録画)をしないとログが残せないという点ですね。
この動画のオススメポイントは、 前述している通り、ボイスセッションである事。
ボイスセッションの動画は大変めずらしいです。
実際にプレイしてる人の声・会話をリアルに聞けるので、セッションの雰囲気を想像しやすいと思います。
難点は、それぞれのボイス音量にズレがあるので、聞き取りにくい点でしょうか。
●慧音「フリーダムってレベルじゃねぇぞ!」
・作者:ファミキチ (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20390167
・ルールブック:クトゥルフ神話TRPG
・登場版権作品:東方Project、コマンドー、ランボー、BLACK LAGOON等
登場キャラクター
GM:上白沢慧音、SM:パチュリー・ノーレッジ、
PL:藤原妹紅、物部布都、八雲藍、魂魄妖夢、霧雨魔理沙。(上記全て東方Projectの登場キャラ)
PC:ジョン・メイトリクス(コマンドー登場キャラ)、シルベスター・スタローン(俳優)、竹中正義(BLACK LAGOON)。(その他のPCは東方のキャラ絵が使われている)
・動画内容紹介
1セッションを動画にしたもの。20分前後の動画が12本。続編アリ。(未完)
ゆっくり音声ボイスつき。
この動画はリプレイ動画です。ただし、若干の脚色はあります。
この動画のオススメポイントは、素晴らしいルーニープレイにあります。
セッションのPC(登場人物)に、シュワちゃんとスタローンがいる時点で、もう面白すぎます。普通のセッションにはならない予感がビンビン。
セッション中、凄まじい行動力で笑わせてくれます。しかし、ルーニーなだけでなく、攻略としてのプレイもしっかりやっている所が素晴らしいです。
動画主でありSM(サブマスター)であるファミキチさんが、PCの行動を見て血を吹くので、通称喀血卓と呼ばれています。
余談ですが、私はファミキチさんの他の動画内に出てくるPL、「不幸を呼ぶ女」「ファンブルの女王」であるアリスさんがとても好きです。
●古明地こいしの箱庭クトゥルフ
・作者:frigate
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17617375
・ルールブック:クトゥルフ神話TRPG
・登場版権作品:東方Project
登場キャラクター
GM:古明地こいし、PL:博麗霊夢、霧雨魔理沙、射命丸文、レティ・ホワイトロック(全て東方Projectの登場キャラ)
・動画内容紹介
単発セッションを動画化したもの。20分前後の動画が、全部で33本。
ゆっくり音声ボイスつき。
この動画はリプレイ動画です。ただし、PLは東方キャラクターに置き換えられています。
この動画のオススメポイントは、実にクトゥルフらしい所です。
クトゥルフTRPG動画では、本来は恐怖の対象であるはずの神話生物を銃火器を使ってパンパカ倒してしまうような、好戦的な動画が数多くあります。
それは悪い事ではないのですが、本来であればクトゥルフはホラー作品であるので、神話生物は人間が対峙するような相手ではなく、畏怖し、逃げ惑うような相手である訳です。
そんな状態のTRPG動画の中でも、しっかりとホラーしている所が高く評価出来ます。
クトゥルフ神話の雰囲気を味わうには、向いている動画だと思います。
クトゥルフ神話TRPGの動画が続いたので、クトゥルフはこのへんまでにしておきます。
他にもオススメなクトゥルフ神話TRPG動画はあるので、もし後々オススメする機会があれば、その時にでも。
●カオ宮
・作者:髪流 (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23381073
・ルールブック:迷宮キングダム
私の大好きなTRPGルールブック。
ファンタジーな地下世界で、国を運営していく、冒険&街づくりゲーム。
・登場版権作品:2ちゃんねるAAキャラクター
登場キャラクター
GM兼PL:ξ゚⊿゚)ξ…ツンデレ、( ^ω^)…内藤ホライゾン、('A`)…ドクオ、川 ゚ -゚)…素直クールキジルシ、(´・ω・`)…ショボン、( ∵)…ビコーズ 、从'ー'从...渡辺さん(全て2ちゃんねる等で使われている顔文字から作られたキャラクター)
・動画内容紹介
複数セッションをまとめたキャンペーン動画。10~15分前後の動画が現在61本。(未完)
ゆっくり音声ボイスつき。
この動画は、リプレイ風動画です。
この動画のオススメポイントは、リレーセッションのキャンペーンな所です。
リレーセッションとは、参加者がセッションごとにGMを交代してやっていく形式の事です。
動画では、7人の参加者のうち1人がGMをやり、他の6人がPLとしてPCを動かします。
リレーセッションは参加者全員がGMもPLも楽しめるので、定期的に続けてTRPGをやれる環境であれば、とても良い形式だと思います。
また、迷宮キングダムの良さ、TRPGの拡張性の高さをよく表現してくれていて、この動画では舞台が王国ではなく、学園となっています。役職(ジョブ)である王様も、生徒会長になっています。
こういう事が出来るのが、TRPGの面白さですね。
ルルブ(ルールブックの事)がファンタジーの世界観だからといって、セッションの雰囲気までファンタジーである必要性はありません。
実はこの動画、カオ(゚∀゚)スペという動画の続編になっています。
そちらは、同じメンバーでサタスペというTRPGをプレイした動画になっています。
私は観ていないのですが、そちらも人気の動画になっています。
●ゆっくりできないパラノイア
・作者:ガッkoya (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23068693
・ルールブック:Paranoia-0
海外産の人気TRPGパラノイアを、原作者の許可を取り、独自に日本語訳し、ホームページで公開されたものがParanoia-0です。
近年まで日本語版が販売されておらず、長らくこの翻訳版は多くのプレイヤーに愛され、プレイされて来ました。
でも、翻訳が微妙に間違っており、原作との設定・ルールのズレが多少あります。
・登場版権作品:東方Project
登場キャラクター
GM:ゆっくり霊夢、PL:博麗霊夢、霧雨魔理沙、東風谷早苗、物部布都(全て東方Projectの登場キャラ(ゆっくり霊夢は正確に言うと2ちゃんAAキャラクター))
・動画内容紹介
1セッション。3分ちょいの動画が1本。(続編あり)
ゆっくり音声ボイスつき。
この動画は、リプレイ風動画です。
この動画のオススメポイントは、クソ動画なところです。
まぁ、ぶっちゃけこれネタ動画です。
更に高速卓(ゆっくりボイスに早口で喋らせる動画)なので、動画も短くなっています。
Paranoiaの雰囲気くらいはなんとなく解るでしょうが、あんまり参考にはなりません。
でもクソ面白いです。短いので軽い気持ちで観れますね。
ちなみに本編の前に導入動画というのもあります。また、続編が何本か出てますが、メンツは変わったりします。
●死んだ冒険者の後日談
・作者:7thCVproject (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16637384
・ルールブック:ソード・ワールド2.0
ようやく登場のSW2.0の動画ですね。
上記続・小鳥さんのGM奮闘記(凄くオススメ)がこのSW2.0の動画ですが、そちらは世界観がSW2.0公式設定にあるザルツ地方なのに対して、この動画ではオリジナルの地方だったりと、色々とオリジナル要素が強い動画になっています。
・登場版権作品:アイドルマスター
登場キャラクター
GM:水谷絵理、PL:天海春香、如月千早、双海真美、秋月律子、四条貴音(全員アイドルマスターの登場キャラ)※ただしアバターのみ。
PLは実は全員、卓m@sP(アイマスのTRPG動画を作ってる人)だったりします。
・動画内容紹介
1セッションのみ。15分ちょっとくらいの動画が4本。
ボイスなしのテキスト動画。
この動画は、リプレイ動画です。
この動画のオススメポイントは、特殊な条件設定がある所ですね。
なんと、PCたちは開始時から既に死んでおり、レブナント(ゾンビの上位種、死してなお高い知能がある)と化して蘇ります。
つまりPLたちは、ゾンビを操作して冒険をし、人間に戻る事が目標になります。
TRPGは、本当に何でもありのゲームなので、このように、主人公が最初からゾンビという無茶な設定で遊ぶ事も出来ます。
そういった、TRPGの拡張性を知るにはいい動画ですが、割と応用編なので、初見向けの動画ではないかもですね。
●レーゼルドーンの開拓者たち
・作者:開拓流行れP (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16081344
・ルールブック:ソード・ワールド2.0
・登場版権作品:アイドルマスター
登場キャラクター
GM:双海真美、PL:菊地真、秋月涼、水瀬伊織、萩原雪歩、双海亜美、水谷絵理。(全てアイドルマスターの登場キャラ)
私が真美好きになったのは、この動画の影響はかなりある。
・動画内容紹介
全28セッションのキャンペーン動画。10分前後の動画が134本。
ボイスなしのテキスト動画。
この動画は、リプレイ風動画です。
この動画のオススメポイントは、ハウスルール増し増しなところです。
※ハウスルールとは、その卓でのみ取り入れられるオリジナルのルールの事。
レーゼルドーンの開拓者たちはそのタイトルの通り、PC達は通常のSW2.0でのプレイで行うような通常の冒険者ではなく、開拓者として小さな村に移住します。
そこでの生活の上で、色々な困りごとを引き受けたり、村を大きくしていく手助けをし、レーゼルドーン大陸を開拓していきます。
その為、村での行動に制限がかかったり、特別なルールを使って、ランダムイベントを起こしたり、普通のTRPG動画ではあまりやらない事をバンバンやっていきます。
オリジナルルールを使う事や、作る事の楽しみを学べる動画だと思います。
●東方銀線鉄
・作者:赤ラー油 (Twitter)
www.nicovideo.jp
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15391275
・ルールブック:アリアンロッド
SW2.0に次ぐ、大手ファンタジー系TRPG。・・・のお父さん。
現行ではアリアンロッド2Eという続作にあたるTRPGルールブックが出ている。
富士見書房だがSW2.0とは違う制作会社で、ダブルクロスと同じ制作会社。
・登場版権作品:東方Project、FF11。
登場キャラクター
GM:フランドール・スカーレット、PL:比那名居天子、古明地さとり、蓬莱山輝夜。(上記は東方Projectの登場キャラ)
PC:ブロントさん、汚い忍者、内藤。(上記はFF11での有名二次創作キャラクター)
・動画内容紹介
1セッション。10分(たまに15分で最終回だけ20分)の動画が17本。
東方系TRPG動画では珍しくボイスなし。テキストセッション動画。
この動画は、リプレイ風動画です。
この動画のオススメポイントは、謙虚なナイトが、LSメンバーの為に、とんずらを使ってきょうきょ駆けつけたり、不意だまスフィストで活躍したりするところです。
ようはネタ動画です。一部で現人神としてバカにされた信仰されたブロントさんの言動や、忍者や内藤とのやり取りが面白すぎます。
アリアンロッドの動画は少なめなので、実はけっこう貴重だったり。
●おわりがないのがおわり
という事で、TRPG動画紹介はこのあたりで終わりになります。
思ったより私の視聴した事あるTRPG動画が偏っていたので、幅広くお教えする事が出来ませんでした。
そもそも私も、この1年以上TRPG動画を観てないので、新しい動画の情報はサッパリだったりします。
なので、面白い動画は皆さんでも探してみて下さい!
自分の興味を持ったルールブックの動画を探してみると良いと思います。
私もまだ紹介してない面白い動画が沢山あるし、新しい動画を見つける事もあるかもしれないので、またオススメ動画記事は書くかもしれません。
TRPGやルールブックに対する知識を手に入れるのは動画が最適ですが、あまり参考にしすぎると、動画ではルールミスやノーマナー行為が当たり前のように描かれてる事も少なくありません。
ほどほどに、うまーくTRPG動画を活用していきましょう!純粋に面白いしね!
それでは皆さん、楽しいTRPGライフをお過ごし下さい!
さよなら!
TRPGに関して、何か質問があれば、Twitterの方にでもどうぞ!
・ロキのTwitter
・ロキのYoutubeゲームチャンネル
TRPG入門 TRPGとはなんぞや?
TRPG入門 TRPGとはなんぞや?
この記事では、TRPGが全く解らない人向けに、TRPGとは何かを説明していきます!
●TRPGとはなんぞ?
TRPGというのは、「テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム」の略で、意味は「テーブルを囲んでおしゃべりをしながら、自分の役割を演じていくゲーム」といった感じです。
テレビゲームのRPGを、コンピューターを使わずにやるもの。小説の主人公になって冒険するなりきり遊び。という風に語られる事が多いですね。
私は、このゲームの本質を「みんなで集まって、力を合わせて小説のような物語を作っていくゲーム」と認識しています。
創作をやってる人は一人でも物語は作れますが、このゲームではみんなで力を合わせて作るので、一人だけでは作れないようなストーリーも作れるのがひとつの楽しみでもあります。
また、サイコロを使ったりするランダム要素が加わるので、同じシナリオを使って遊んでも、サイコロの出目や参加メンバーによっても毎回違った物語になります。
●TRPGを始めるのに必要なもの
・参加メンバー 最小2人から、多くても7人程度が良いでしょう。4~5人でやるのが最適です。
・ルールブック ゲームの主軸となるルールです。詳しくは後述します。
・紙 白い紙。ノートやルーズリーフのようなもので構いません。
・鉛筆 シャープペンでも良いです。ボールペンよりも、消せる鉛筆の方が良いです。
・消しゴム 消せればなんでもいい!
・サイコロ ルールブックによって、使うサイコロも個数も違います。サイコロを使わないようなTRPGゲームもあります。TRPGではダイスと呼ぶ事が多いです。
・コマ 自分のキャラクターの代わりになるコマです。(すごろくのコマみたいな物) 小銭とかでも代用できます。専門店では専用のゴム人形みたいなのも売っていたり。ルールブックによっては必要ない事もあります。
用意するのはこれだけです。
実質、特別用意しないといけないのは、ルールブックとサイコロだけですね。
コンピューターを使わないので、あとの必要な物は、自分たちで考えて、紙の上に作っていきます。
ここまで書きましたが、これはオフライン(リアル)でプレイする場合に必要なものです。
オンライン上でTRPGをプレイする場合は、紙・鉛筆・消しゴム・サイコロ・コマの全てを用意してくれる、TRPGツール「どどんとふ」を使う事で、全て代用できます。
どどんとふ@えくすとり~む - TOP
↑こちらはどどんとふ公式配布サイト
どどんとふむせる - TRPGプレイ用オンラインセッションシステム
↑こちらは、そのどどんとふの部屋を無料で借りて利用できるサーバーサイト
(管理人の厚意で、広告なしで無償でプレイスペースを貸して頂けます)
そんな感じなので、実質用意しないといけないのはルールブックだけです!
※追記
2020年11月現在で、ブラウザのFlash対応が出来なくなる予定になっており、Flashを使用したアプリケーションであるどとんとふはブラウザの最新版では対応がなくなってしまっています。
しかしUdonariumなどの様々な類似アプリが出てきていますので、オンラインセッション自体は快適に行う事が出来ます。
アプリなどの詳細は最新のものをお調べ頂けるようお願いします。
ここから本格的なTRPGの内容についての説明に入ります。
もし用語について解らない事があれば、下のブログページを確認して下さい。
基本的な用語をいくつか書き出してあります。
TRPG用語一行解説 - rokiblog11922960のブログ
●ルールブックってなんぞ?
ルールブックとは、TRPGセッションを行う際の主軸になるもので、プレイする際のルール・キャラクターの作成方法・アイテム・世界観・NPC設定などが書かれているものです。
そのゲーム内ではどんな行動が出来るのか?キャラクター達はどういった常識を持っているのか?など、参加者の共通認識を作り、進行をスムーズにする為に大事なものです。
基本的に、TRPGの参加者全員は、ルールブックに書かれた内容を守らないといけません。
ルールブックは色々な種類があり、その本によってルールも世界観も違っています。
多くは有料で販売されているものですが、無料で公開されているものも相当数あります。
個人的な偏見ではありますが、「有料の物の方が出来がよく、しっかり遊べるし、面白い」という印象は否めません。
また、有料販売されていたものが絶版になり、無料でWEBサイトで公開されているもの(合法)や、版権元により、初心者向けにルールブックの一部だけ無料公開されているものなどもあります。
TRPGをやる上で、特にオンラインセッションでは、参加者全員がルールブックを用意するのが好ましいとされる傾向があります。(ゲームをやる以上、お金を払おうという理屈)
また、ルールブック未所持でTRPGをプレイする事は、セッション相手に多大な迷惑をかけてしまう場合があります。
特にオンラインセッションで、知らないGMが立てたセッションに参加する時などは、ルールブック未所持で参加するべきではありません。
ちなみに私は「TRPGプレイヤーを名乗り、そのゲームを続けていくつもりであるのならば、きちんと購入してプレイしましょう!」というスタイルを取っています。
●TRPGってどうやって遊ぶの?
TRPGは、前述の通り、コンピューターを使いません。
その代わりに、TVゲームでいうコンピューターの役割をする人物が必要になります。
その役割の事をゲームマスター(GM)と呼びます。
ゲームマスターは、セッションの管理者であり、シナリオの進行役を担います。
セッションのシナリオは、基本的にGMが用意します。
それは自作のものでも構いませんし、使用したルールブックに書かれているシナリオ(あれば)や、ネットで配布してあるシナリオ、同人即売会などで販売されているシナリオを使用しても構いません。公式がシナリオ集を販売している事もあります。
用意するのに、どういったシナリオを選べば良いかは、別の話になるので今回は割愛させてもらいます。
GMをやるのは、そのルールブックでのセッションを経験した事がある、ルールを把握している参加者がやるのが好ましいでしょう。
こういった性質上、どうしてもGMをやれる人材は少なくなり、プレイヤー(PL)参加したい人数に対して、行われるセッションは目減りしがちです。
※GMをやれる人材は大事にしましょう。そして、GMをやれる人材にもPLをやらせてあげれるようにしましょう。GMをやるのも楽しいですが、PLをやりたくないTRPGプレイヤーは基本的には居ません。(完全な余談)
GMと参加PL、ルールブック、シナリオが用意出来たら、次に参加PLは、プレイヤーキャラクター(PC)を作ります。
PCは、プレイヤーの分身となる存在で、ゲーム内での行動はすべて、このPCが考え、行います。(もちろん実際考えるのはPLですが)
PCの作成方法はルールブックによって違います。
ルールブックを読みながら、そのルールで、世界観に沿ったキャラクターを作っていきます。ルールや世界観からはみ出なければ、どんなキャラクターでも作る事ができます。
自分に似せたキャラクターを作ってゲームの世界を体験してもいいし、自分とは大きく違ったキャラクターを作って演じてみるのも楽しいです。
既に存在する(版権/自作)キャラクターのイメージを使って世界観に落とし込み、プレイするのも面白いです。
キャラクターの能力値は、多くのTRPGでは、ダイスの出目によって決められます。
能力値の高低には、ルールブックによってある程度作為的なものは入りますが、どのような能力になるのかは、ランダム性も入ってくる事になります。
例:魔法使い型なので、知力はダイス2個で決めるが、体力はダイス1個で決めるなど
また、設定面でもダイスによって決まるような要素が強いTRPGもあります。
基本的には自由に作れるのがTRPGですし、GMのはからいによっては、制約が緩和される事もあります。
GMはこのように、ルールを裁定する権限があり、ルールブックのルールを捻じ曲げる事もできます。
しかし、あまりに自分の都合でルールを捻じ曲げ過ぎるようなGMは、ナンセンスだと思われるでしょう。
ルールブックを用意して、GMがシナリオ、PLがPCを用意出来たら、あとはもうセッションを始めるだけです。
GMがシナリオに添って、複数のPC達が、どうやって一堂に会し、どのように事件(シナリオ)へ参加していくのか示唆していくでしょう。
GMが語る状況に合わせて、PLたちはPCを動かし、自由に発言し、行動していく事で、物語が生まれていきます。
PLは、GMの用意したシナリオをクリア出来るように、協力してゲームを進行していきます。
※TRPGは自由な遊びですが、自由だからと言って守るべきルールやマナーがない訳ではありません。あくまで遊びなので、参加者全員が楽しめる事が何より大切です。ルールを守る事は、全員が楽しむ為に大切な事なのです。
また、「GMはPLの邪魔をする敵」と思ってしまうPLも少なくありませんが、それは大きな間違いで、GMもPLの成功を願っているし、全員が楽しんで参加できるように努めているものです。ただし、PLがどんな行動をしても失敗しないようにGMが補佐しすぎるのも、ゲーム性を失ってしまうので考えものです。
●ルールブックの選び方
ルールブックには様々なものがあります。ジャンルも、ルールのシステムも、キャラクター作成方法も、世界観も、自由度も、千差万別です。
なのでルールブックの選び方は人それぞれです。
自分の好きなもの、興味が沸いたものを選びましょう。それが一番です。
どんなルールブックがあるかは、本当に山ほどあるので、自分で調べて貰うのが一番だと思います。
しかし、それではあまりに不親切なので、参考程度に有名所のルールブックなどをいくつか紹介します。
・ソードワールド2.0
富士見書房公式 TRPG ONLINE | 内容紹介(ソード・ワールド2.0)
正統派、純ファンタジーTRPGの最大手です。
内容は「ドラクエとかFFみたいな感じ」と言えば、大体の雰囲気が伝わる感じですね。
人族と蛮族、2つのカテゴリに分かれた種族たちが争いを続ける世界観で、過去には人族が繁栄し、高度な文明社会を築き上げたのですが、蛮族の侵攻によってそれが崩壊し、中世レベルの文明へと落ちています。
そんな世界の中で、プレイヤーは人族側でキャラクターを作り、傭兵・お遣いなんでもござれの便利屋“冒険者”となって戦います。
このルールブックの最大の利点は、始めるのにかかる額が安いこと。
とりあえず試しにやってみたいだけなら、ラノベサイズのルールブックを1冊 972円で買うだけで始める事が出来ます。
ルールブックは同じ値段ものが全部で3冊に分かれており、セッションを進める(キャラクターのレベルが上がる)ほどに、続きのルールブックを買う必要が出てきますが、遊ぶ分には1冊目だけで出来るので、もしハマって何度もやるようなら続きを買えばいいので、気は楽です。
なお、TRPGにはルールブック以外に「サプリンメント」という追加データ集が出る事がままあるのですが、こちらは高額になる事が多く、ソードワールド2.0はサプリメント系を全部集めると余裕で数万かかります。恐ろしい。
また、ニコニコ動画などにTRPG動画が多くある事も、参考にしやすいですね。
いまや「TRPGといえばクトゥルフ」と思っている人も少なくないコレですね。
這いよれニャル子さんだとか、版権作品の元ネタになったり、他の作品の中にクトゥルフ神話の要素が入ってくる事も少なくないです。(あのネクロノミコンもクトゥルフ神話から出てきたものだったり)
クトゥルフ神話TRPGは、もともとはラブクラフトさんの書いたホラー小説から作られたものです。(海外産のTRPGです(なので国内向け公式サイトがないです))
ラブクラフトのホラー小説のような体験を、擬似的に得られるように作られたもので、世界観は主に1920年代ごろのアメリカです。なので、武器として銃が出てきます。
世界観が近代に近いので、現代日本を舞台にして遊ぶ事も少なくありません。(現代日本設定向けサプリメントも発売していますが、サプリメントを使わずに現代日本設定として遊ぶ事も多いです)
ラブクラフト氏の考えた「クトゥルフ神話」という神話体系を中心に、人間が触れてはならないおぞましい狂気の世界にプレイヤーキャラクター達が踏み込み、狂気の世界から自我を保ったまま脱出し、平穏な日常生活へと立ち返る事が目的です。
プレイヤーキャラクター(PC)達は、普通の人間として作成されます。大学生だったり、警察官だったり、写真家だったり、通常の職業をもち、生活し、その人物に見合った能力を持っています。
恐怖に対して、自分から望んで向かっていく人間は少なく、大体の場合PC達は神話的事件に巻き込まれる形になります。
事件を解決する(あるいは脱出する)事で、日常生活に戻れればゲームクリアです。
このルールブックの最大の難点は、値段がクソ高いことです。
ルールブックはタウンページみたいな分厚いどでかいのが1冊で、6,264円もします。
この高さがクトゥルフをやろうとする多くの人の最大のネックとなり、TRPG界隈ではルールブックを持たずにプレイを続ける人が続出し、問題視されるようにすらなっています。
こちらもニコニコ動画などに、動画が多く上がっているので、参考にしやすいですね。
富士見書房公式 TRPG ONLINE | 内容紹介(ダブルクロス)
現代ファンタジー(SF?)的な内容の、異能バトル物TRPGです。
PCは現代に生きる一般人として生活しながら、その裏で異能に目覚めた超能力者として、同じ超能力者との戦いを繰り広げていきます。
超能力者は能力を使いすぎると、人格が破壊され、化け物と化してしまいます。
PCは、超能力を使ってそんな化け物や、超能力を悪用しようとする犯罪者と戦っていきます。
PCの立場はシナリオや設定によって様々なので、国家組織に所属するエージェントだったり、異能に目覚めたばかりの高校生だったりします。
出版社はSW2.0と同じ富士見ですが、ルールを制作してる会社は別なので、ルールなどはあまり似ていません。SW2.0がゲーム的なシステムに奥深い反面、ダブルクロスはストーリーに重きを置いたTRPGという風に感じています。(製作会社がそういった性質がある)
こちらもお値段907円が2冊とお安いです。1冊でもプレイ出来ますが、個人的には2冊いっぺんに買った方が良いと思うので、値段的なマージンはSW2.0の方が上ですね。
・サタスペ
架空の都市「オオサカ」を舞台に、トンでもない荒くれどもがメチャクチャするTRPG。それがサタスペです。
こちらも、なかなか有名で人気のあるTRPGで、私も大変興味があるのですが、残念ながらプレイした事がないので、オススメ出来る知識がありません。
なんでもアリとも言えるようなハチャメチャな世界観で、とにかく無茶苦茶できるTRPGという印象。
舞台であるオオサカも、現実の大阪とは違って、なんか九龍街みたいな雰囲気になってるようです。銃も当たり前のように出てきますが、人間がバイクに変形したりするらしいので、もう訳がわかりません。可能性は無限大。詳しくは公式サイトを見て!
ちなみにルールブックの値段は4104円。
私が個人的に好きなTRPGルールブックです。
地下迷宮と化してしまった世界の住人になり、迷宮内で王国を作って繁栄していくTRPGです。
世界観はややファンタジー色強し。ただしけっこう滅茶苦茶でなんでもアリです。
そう、何故ならサタスペと同じ製作会社が作っているのだ!(ババーン)
PC達は王・大臣・騎士・召使いなどの役職につき、仲間とみんなで王国を運営していくのがとっても楽しいTRPG。
PC達は王国で起きる諸問題を解決する為に、周辺の迷宮を探索しにいくのが主な目的になります。
参加するプレイヤー(PL)も楽しいですが、進行役のゲームマスター(GM)がシナリオを作りやすいという特徴もあります。
ルールブックの価格は1625円。PLは1冊あれば遊べます。GMは同じ値段のをもう1冊買う必要があります。
値段的には導入しやすいのですが、ルールブックがA4サイズとバカでかい!
なんでこんな大きさに印刷したの!本棚に入らねえぞ!読むのもつらい!
なお、公式サイトは「現在工事中」とありますが、もう数年は工事中です。期待してはいけない。
こんなルールブックですが、私は大好きです。
・その他いろいろ
ほのぼのケモミミ系TRPG「ゆうやけこやけ」3024円(希少)
あの有名ブラウザゲームもTRPGになっていた!?「艦これRPG」1296円
ラノベ原作がアニメにもなって大人気「ログ・ホライズンTRPG」1512円
スパロボ再現!?オリジナルロボを作れる!「メタリックガーディアンRPG」4320円
ゾンビな女の子でメルヘンホラー「永い後日談のネクロニカ」3240円
アイエエ!?ニンジャ?!忍者になれるTRPG「シノビガミ」1296円
アイドルになってファンを獲得しよう!?「ビギニングアイドル」1728円
・無料TRPGルルブ
ほんわか旅TRPG「りゅうたま」 マンガ図書館Zにて無料(合法サイトです)
りゅうたま - 岡田 篤宏,永盛 綾子 | マンガ図書館Z - 全巻無料で読み放題
とにかく相手を疑え!SFディストピア系TRPG「Paranoia-O」 有名海外TRPGの日本語訳版(公式許諾済)
Paranoia O 日本語版
玄人好みのリアル純ファンタジー「Shared†Fantasia」 同人制作作品(サプリメント(追加データ)の有料販売アリ)
Shared†FantasiaPortal | The site for everyone plays TRPG
地球が滅亡したから宇宙でネトゲするTRPG?!「フィルトウィズオンライン」 同人制作作品
フィルトウィズオンライン
私が知っているTRPGルルブの一部を紹介させて頂きました。
他にも数多くのルールブックがあり、公式・同人作品・有料・無料と把握しきれないくらいあるので、TRPGに興味が深くなってきたら、自分の肌に合うものを探してみてください。
特に80年代・90年代あたりのTRPG第一次ブームの時に、無茶苦茶なくらいTRPGが作られました。
人気のあったアニメ作品はもれなくTRPG化されたと言っても過言ではなく、あのエヴァンゲリオンですらTRPG化されています。
スレイヤーズなんかのTRPGは人気があったようですね。
逆にロードス島戦記のように、TRPGリプレイ(TRPGでプレイした内容(ログ)を記したもの)からアニメ化した作品などもありました。
ちなみに、ロードス島戦記はD&D(ダンジョン&ドラゴンズ)という海外最大手のファンタジー系TRPGをプレイしたものになります。
●さいごのまとめ
ここまでの説明でTRPGについて少しでも理解して貰えたのではないでしょうか?
なかなか、これを読んだから「よし、もう今からTRPGが出来るぞ!」と言ったような行動に移れるほど理解が深まったとは言えないとは思います。
TRPGはコミュニケーションの遊びなので、一緒に遊んでくれる人を見つける事がとても重要で、一番の問題になります。
もし、TRPGをやりたいと思うのなら、あなたにルール等を説明しながらセッションを開いてくれるGMを探すのが、一番の近道だと思います。(案外、やりたい旨を投げかけると、やってくれる親切な人が居たりします)
定期的に初心者向けのオンラインセッションを開いているGMさんなども居ますし、初心者歓迎で開いているTRPGグループなども数多くあります。
リアルでも、あなたの住む地域で、TRPGサークルが定期的に集会を開いて活動しているかもしれません。
それが難しく、どうしても自分でセッションを開かないといけないという人は、ニコニコ動画やyoutubeなどで公開されている、TRPG動画で知識を深めると良いと思います。
ただし、TRPG動画は「あえて面白おかしくなるように突飛な行動を取っている」という事が多く、あまり参考にしすぎたり、動画の再現のような事をしようとすると、実際のセッションでは嫌がられる事も多くあるので注意して下さい。
なので、そうしてセッションを開く場合は、つたないマスタリングでも許してくれるような参加者を集める必要が出てきます。(事前に説明もするべきでしょう)
TRPGはコミュニケーションの遊びなので、相手の間違いを許す気概も必要だったりします。お互いが相手に対する思いやりを大事にしないとですね。
それでは、ここらへんで失礼させて頂きます。
長文になりましたが、最後までお読み頂いた方、ありがとうございました。
みなさまが楽しいTRPGライフを過ごせますように!
●おまけ
以前にTRPGを友人に紹介・説明した時の様子を動画にしてアップしてあります。(動画化してアップしてくれたのは友人の天城さんです)
どどんとふを使用しており、どどんとふ使用の参考にもなると思うので、もしお時間があればそちらも視聴してみて下さい。(1時間ほどの動画です)
TRPGに関して、何か質問があれば、Twitterの方にでもどうぞ!
・ロキのTwitter
・ロキのYoutubeゲームチャンネル
TRPG用語一行解説
TRPG用語一行解説
TRPG用語を簡単だけに解説していきます。たまに追加します。
・TRPG(ティーアルピージー/テーブルトークロールプレイングゲーム)
机を囲んでロールプレイ(“役割を演じる”という意味)をするゲーム(ルールのある遊び)です。
・GM(ゲームマスター)
セッションの進行役であり、責任者です。セッション内の全ての決定権を持ちます。
・SM(サブマスター)
GMの補佐役であり、セッション内ではGMの次に決定権を持ちます。GMから決定権を委託される場合もあります。
・PL(プレイヤー)
あなた自身、またはGM・SM以外の他の参加者です。セッション内では、セッションに参加して、PCを操る参加者の事です。PCの育成や発言の決定権を持ちます。
・PC(プレイヤーキャラクター)
PLの操るキャラクターの事です。基本的には、セッション参加時に1人1体のPCを作り、管理します。
・NPC(ノンプレイヤーキャラクター)
PLの操っていない、主にGMやSMが操るキャラクターの事です。PCとしてのデータを持たない事が殆どです。
・参加者(さんかしゃ)
そのセッションに参加しているGM、SM、PLの全てを指します。
・キャンペーン
TRPGセッションで、同じ世界観の中で、同一のPCを用いて複数のシナリオを継続して回し、参加する形式の事です。
・セッション
参加者が集まり、TRPGのシナリオ1つを1回プレイする事です。単位として1セッション、2セッションと数える場合もあります。
・卓
セッション1つの事や、キャンペーン自体を指します。T(テーブルトーク)RPGのテーブルを指しています。
・レギュレーション
「規則」という意味。キャンペーンやセッションで使われる、PC作成・運用のルールとして使われる事が多いでしょう。
・ハウスルール
一般的な意味と同じ。その卓での独自ルールの事を言います。
セッションやキャンペーンを円滑に、または特色強くする為に、GMはオリジナルのルールを採用する事が多々あります。公式ルールの一部を使用しない事を決定するハウスルールの場合もあります。
・RP(ロールプレイ)
役割を演じること。(前述) 戦闘などにおいて自PCの能力を使い、攻略に貢献する事や、キャラクターを会話・動作させて、ストーリーの盛り上げに貢献する事を指す。
単にキャラクターを会話させたり、(判定を伴わない)行動をさせる事だけを指す事が多い。
・マスタリング
造語。本来の意味とは違う意味で使われる。GM業をこなす事を指す。「あの人はマスタリングが上手い」「今日はマスタリングで失敗してしまった」のように使われる。類義語にキーパリングがある。
・KP(キーパー)
クトゥルフ神話TRPGでのGMの役職を指す言葉。クトゥルフにおいてGMは「神話知識の守り手」であるため、キーパー(守り手)と呼ばれる。
このように、ルールブックによってそれぞれの俗称が異なる事はよくあるので注意が必要。
・ダイス
サイコロの事。英語のダイスそのままの意味。
TRPGでは、日本で馴染みの深い6面(1~6)のサイコロだけでなく、10面や4面などのサイコロを使う事もよくある。
6面ダイス、10面ダイスなどと面の数で呼ばれる。1種類のダイスしか使わないルールブックでは、単にダイスとだけ呼ぶ場合もある。
・ダイスロール
ダイス(サイコロ)を転がして、出目を確認すること。単にロールとだけ略す場合もある。
※ロールプレイとの混同に注意 (ロールプレイ=Role ダイスロール=Roll で、綴りが違う)
・1D6
「6面ダイスを1個振る」という意味の言葉。英語表記なので日本語と書き記し方の法則が逆になっている。2D6ならば6面ダイス2個。2D10であれば、10面ダイス2個という意味になる。
・D66
先程のパターンと理屈の合わない特殊なダイス表記。6面ダイス2個を振り、出目2つで2桁の数字として扱うダイスの振り方。出目が[1]と[5]であれば、15として扱う。小さい方の数字を十の位として扱うルールもある。似たようなダイスの振り方が他にも数パターンある。
・フレーバー要素
フレーバーは、香りや風味といった意味の言葉。
TRPGでは、「ゲームのルールに直接関係ない、または意味や利点の無い効果や設定、要素」の事。
たとえルール上で効果や意味がなくても、キャラクターの設定やRP上では意味を為す場合がある。
例:「俺のPCのお爺ちゃんは勇者だったという設定です。でもフレーバー要素だから効果は無いです。」